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貧困問題の現場に飛び込み、多くの学生ボランティアと共に動き続ける

  • 野田沙良さん

    野田沙良さん(NGOスタッフ3年目:取材当時)

    特定非営利活動法人アクセス―共生社会をめざす地球市民の会(ACCE)
    事務局員・理事

    のだ・さよ/高校生の頃みた1本の映画をきっかけに、国際協力に興味を持ち、将来の夢は「NGO職員になること」と決意。大学在学中には半年の留学を経験し、4回生5月からは現在所属するアクセスの学生スタッフ兼、事務局アルバイトとして活動を始める。卒業後は、企業に就職をし、2年後に退職。フィリピンに駐在して2年間活動。2007年5月帰国。現地での経験と事務局アルバイトの経験を評価され、現在は有給事務局職員と理事を務める。

    取材日
    2008年1月30日

    update: 08-05-17

日本とフィリピンの橋渡し、そしてヒトと情報の調整役

はじめに、野田さんの具体的なお仕事内容を教えてください。

アクセスでは有給職員が私一人なので、事務局が行うといわれている業務のほとんどを私が行っています。全体活動費の管理や助成金申請などのお金に関わる業務から、HPの管理やリーフレット作成などの広報に関わる業務まで様々な仕事をしています。

 

アクセスのフィリピン事務局との連絡調整もしています。また、日本では支援内容によって6つのチームに分かれ活動を行っているのですが、このチームに所属し、アクセスを支えている50人近い学生ボランティアスタッフさんたちのコーディネートも行っています。多くの場合彼らの自主性に任せて活動をおこなっているのですが、外部の団体から活動の問い合わせや支援協力のお話をいただいた時は、どのチームに話を振ったらいいか、適性などをみながら判断するなどの調整役を請け負っています。フィリピンから届く情報や外部から集まってくる情報などを、適性など考慮しつつ各チームに伝えるなど、ヒトや情報をコーディネートするのが主な私の仕事です。

 

労働時間は何時から何時までですか?

基本的には朝10時から夕方6時までが勤務時間です。

現在1名のインターン生が来てくれているので、週数回はその方と一緒に作業をしています。土日や平日夜のミーティングが入った時は遅くまでいることもあります。

 

自分の生きる意味を考えた時期に出会った1本の映画

では、野田さんが「ボランティア」や「NGO」というものに興味を持ったきっかけを教えていただけますか?

きっかけは…高校生の頃に見た1本の映画です。“ラングーンを越えて”という、ビルマ(ミャンマー)の独裁政権の下で民主化運動が行われていた時代に、タイの難民の治療に生きがいを見出していく女性医師の話でした。ちょうど中高生…思春期の頃ですよね、自分自身の生きる意味などを考えていた時期でした。その答えとして、「生きている時間は、生きたくても生きられない人が生きられるようになるために使おう」と決めました。

 

すでに高校生の時点で、NGO職員になる、というゴールをご自身で設定されていたということですか?

はい、そうです。高校1、2年生の頃でした。

そこから、「国際協力にかかわりたい、じゃあどうすればいいんだろう」と考えて…大学は「国際」と名前のつく学部に入りました。そして「英語は出来た方がいいだろう!」と思い、3回生の前期に半年間留学に行きました。

 

留学から帰ってきてからは就職活動ですよね。けど、そこで自己分析をした時、私は「夢はもっているのに、自分が実際に動いて残した成果など、活動の実績がつくれていない!」と気付きました。そこで大学のゼミを通して学祭でフェアトレード展をしたり、国際協力に関するメルマガの制作をしたりして、少しずつ動き出していきました。

 

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