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大学生協での経験を活かし、地域の課題解決に取り組む!

  • 戸田幸典さん

    戸田幸典さん(NPOスタッフ4年目:取材当時)

    特定非営利活動法人きょうとNPOセンター
    プロジェクト・マネージャー

    とだ・ゆきのり/大学在学中、大学生協やその京滋・奈良地域センターの学生委員・理事として活動。卒業後東京の全国大学生協連合会で学生委員、常務理事として勤務。1年で任期を終えた後、学生時代の縁をたどり、きょうとNPOセンターに就職。現在は、プロジェクト・マネージャーとして、NPO向けの融資制度や新たなプロジェクトの立ち上げなどに関わる。

    取材日
    2008年2月6日

    update: 08-02-12

市民と行政をつなぐ新たな分野の仕事

では最初に、戸田さんの具体的なお仕事内容を教えてください。

今は、“コミュニティストラテジープロジェクト“という、行政と地域のNPO等をつなぎ、地域の公共を支える協働型の新しい仕組み作り事業を担当しています。

 

また、近畿労働金庫さん、京都労働者福祉協議会さんと一緒にNPO向けの融資制度を実施しており、事務局を請け負っています。融資先となるNPOの事業を審査したり、融資相談にのったりしています。また、この制度の成果がどういうものであったのかをシンポジウムで発表することを検討中です

 

他にも、NPOや地域の方々が集える拠点作りのプロジェクト構想やNPOのマネジメント支援や行政職員向けの協働研修、コミュニティビジネス支援関係の事業、京都市災害ボランティアセンターの事務局やNPOセンター事務局事務全般、にも携わっています。

 

大学生協で得た責任感と培われたコーディネーション能力

戸田さんがNPOやボランティアに関わりはじめたきっかけはどこにあったのでしょうか?

ICA(国際協同組合同盟)の総会に参加

まず最初に伝えておきたいのは、これからお話することは、、僕自身ボランティアと認識して関わっていたわけではないということです。

 

僕の大学受験の時に、生協があっ旋している大学近隣のホテルを利用しました。その時、学生生活に関する相談に乗ってくれたり、大学までの送り迎えをしてくれたりととても親切にお世話をしてくれたのが、当時大学生協の学生委員会に所属していた先輩たちでした。高校生からすると憧れの存在ですよね。大学に入ったら、その先輩のように学生委員会に入って、新入生の相談業務を行いたい!と考え、入学してすぐに学生委員になりました。

 

主にどのような活動をしていたのですか?

大学の中で、学生と生協職員とを繋いだり、学生が生協という場を活かしてやりたいことをコーディネーションする役目を担っていました。(当時の)学生委員会というのは、大学生活を良くするために、大学生協という立場から学生の求めていることを読み取って職員とつないだり、アイデアを提供して企画実現に向けてのサポートをしていく、といった活動を行っている団体です。。

 

具体的には、学食のメニューを学生と一緒につくったり、学生の共済についての要望をあげたりと、学内をより良くする為の企画運営を行っていました。サークルだと、自分たちで何か企画をして、成功したらわーっと騒いで…終わり、というものも多いでしょうが、学生委員会は違いました。生協にどのような制度があったらいいのかなどを協議するなど、学生の理事者として運営部分に関われるという部分がとても面白く魅力的で、在学中はずっと学生委員会の活動を続けていました。3回生の夏には、大学生協の京滋・奈良地域センターというところで研修や交流会を企画するなど、地域レベルでの大学生協や学生生活のサポートをしていました。

 

3回生の夏ですか。ちょうどその頃から就職活動を始める人も出てくると思うのですが、戸田さんは就職活動をされていたのですか?

いいえ、一応一般の就活サイトには登録していたのですが、一度もIDを使わないままでしたね。全国大学生協連合会の学生委員の多くはそのまま生協職員を志望することが多かったのですが、僕は何か違うなと思っていましたし、もっと自分のやりたいことを仕事にできるだろうという思いがありました。そして何より大学生協の活動で忙しかったので、就職活動ができなかったというのが実際のところです。

 

なるほど。学生委員の活動に邁進されていたんですね。では、その他の進路については何か考えておられたんですか?

日韓大学生協学生交流セミナーでの一コマ

大学院に進みたいなという思いや他の大学に編入しようかという思いもありました。そんな中、東京にある全国大学生協連合会の現役委員の方々に声をかけて頂き、4回生の1月からそこで学生委員、常務理事として活動を始め、1年間続けました。全国大学生協連合会では現役委員の方々が地域レベルで活動を行っている学生委員に声をかけて、次期学生役員や常務理事を育て、選んでいく仕組みになっているんです。

 

ここでは全国の学生委員が集まるセミナーなどを企画し実施したり、韓国の大学生協との交流事業をおこなったりと、学生としては貴重な経験だったと思います。そこで自分たちの運営力が鍛えられました。

 

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